昨日8月6日は広島の「原爆記念日」で、それから70年あまり経った今日でもその後遺症に苦しむ人も少なくない。（8月9日は長崎に投下されたんだが）
もしもの話だが、日本とナチス・ドイツが共同研究の末に原爆をアメリカよりも先に開発に成功していたら2発の原爆は投下されなかったであろうと言う仮説に反論できる者はいるのであろうか？（軍事ジャーナリスト・清谷真一氏の意見）
また慎ちゃん（石原慎太郎元東京知事）やたもちん（田母神俊雄元航空自衛隊幕僚長）も核武装を支持する人たちである。
しかしながら僕は素人ながら言わせてもらえば核武装には反対である。（広島や長崎の悲劇云々といった感情論からではなく）
少なくとも核武装に今どき航空機で長駆敵地上空くんだりしてまで投下するスタイルはもう過去のもので、ICBM（大陸間誘導弾）のようなミサイルが当たり前の時代だ。
少なくとも24時間体制で核ミサイルなどの兵器を管理する体制が今の日本に確立できるはずもないであろう？（そもそも原発さえ反対運動の起きる国でどうやってミサイル基地を作るんだろうねぇ？）
それから核兵器の維持には毎年数十兆円の金がかかるが、高校無償化でさえもめる日本でどうやってその予算を出すのかが不透明である。（日本国内でも核武装に反対する声があがるよ！）
それから日本の政治家や防衛省や自衛隊幹部に「セキュリティ・クリアランス」と言う機密情報を扱う資格や資質を求めたとして、それに適した人物がいるのかが疑問であり核兵器のような人類の運命を左右するような代物を任せることは無理だろう？（ここだけの話だからと言って、選挙区でペラペラしゃべるような議員は論外。それは特定機密法案にも関連するが大事な機密を通勤電車の中でじゃべる防衛省職員などもいる？）
それからいかに首尾よく核武装に成功したとしても北朝鮮だけならともかく、中国相手ならば大して効果はなさそうである。（中国から発射されたら狭い日本の東京・大阪などの数都市を攻撃されただけでオシマイであろう？）
また核の放射能が偏西風によって日本本土に「戻って」きてしまう危険性も十分だ！
そして核武装化によって日本が「世界の孤児」となる危険性は極めて高い！（日米同盟は解消、核拡散条約NPTからも脱退せざるを得ず核燃料の確保どころか石油の輸入もままならなくなる？）
http://diamond.jp/articles/-/90476?page=4
上記のサイトにそうした理由が書いてあるが「ニュークリア・シェアリング」はどうなるかわからない気がする。
僕はアメリカと同じキリスト教文化や精神を持たない日本（まあ先進国では最も無神論者が多くて、神を恐れぬと言うか無知？な国民性を持つ国？）に大切な核兵器の発射コードをゆだねるとは思えない。（ましてや70年ほど前の戦争ではアメリカに対して煮え湯を飲ませたような日本に対してである。軍事ジャーナリスト・清谷氏の見解）
とにかく「中国や北朝鮮などになめられたくないッ！」と言うならば、航空・海上自衛隊を強化したり、与那国島や石垣島などの先島諸島などの防衛を強化（陸自の駐屯）などで対応すべきだと思う。（陸自の兵器などについては素人なので、それこそ清谷氏のサイトやブログをよく読んだ方がいい？）
