ブラック企業が多いとか言われる割には「現場のビルメン」には残業手当はちゃんと払われているのが普通なのであった。(もっともその分、本社の正社員とやらが割を食う構造になっているが?)
ゆえに僕らビルメンはそれほど残業の面では不満は多くなかった。
しかしビルメンと言うのはたとえ同じ現場にいたとしても、別な会社がその現場を「取る」ならばその現場のビルメンは大半が「そこに残る」というケースが多いのだ。(要は新しい会社に移籍するという事、作業服も新しくなってである)
さてそうした形での「転職」が日常茶飯事となれば、会社側はビルメン個人の人となりを知ることが重要となるはずだ。(年齢、経歴、資格、時には家族構成なども関心事となるのだろうか?)
だが何よりも重要なのは「現場での仕事ぶり」なのだが、それがどうにも頼りなく思えた。
つまり問題児(まあXXガイおやじが大半である?)がいたといても、新会社は旧会社に「前歴照会」ができずに「どうしてあんな奴がいるんだ?俺は聞いてないぞ!」的な混乱を招いている。
法律的には「個人情報保護法」のからみもあってそうした調査はできないんだろうが、そうした問題児への「対応」はすべて新会社の責任となるんだから法を恨むのはまちがってるね?
話は戻るが、例えば8人いる現場で半数の4人が旧会社の別現場に移り残る4人が新会社となれば残った者たちが問題児となった時、新しく新会社から補充された者たちがXXオヤジからパワハラやまれに暴力行為などの犠牲になるケースがままある。(そう滅多にはなくて、たいていはそこまでひどくはない)
そうした時にその問題児に対して「しかるべき対応」を執れるならば「いい会社」で、反して何もできず「放置・見て見ぬふり」をするならば「クズ会社」という評価が下されるのだ!
旧会社の待遇などに不満のある者ならば新会社の待遇しだいでは今以上に真面目に働いてくれるだろうから、こうした「転職の機会」は歓迎であろう?(笑)(僕だって今の現場に居たままで、新会社が現場を引き継ぎ給料アップならば喜んでそこに採用してもらいたいよ!w)