この前だが僕は「きなこ猫のスッキリ生活」というブログを何の気なしに見たのだが、驚くべき内容だたので2回もコメントを書いた。（僕にしては同一記事に2回もコメントすることは基本的にないのだが）
あまりに過重な仕事量と内容からうつになって欠勤が増え求職することになった「田中さん」という女性社員が「自主退職」に追い込まれた経過が書いてあったが、最初は何とか理解を示していたお局さんを含む同僚たちだが、SNSにアップされた田中さんが友人とバーベキューだのディズニーランドとかで遊んでいる写真を見たある同僚がお局さんに報告したものだからたまらない。
http://www.kinakoneko.com/entry/depression
その結果はお局さんがSNSにアップされた動画や文章を全部プリントアウトして社長に直訴する事となったが、社長は田中さんの実力を買ってはいたものの、彼女を自主退職と言う形で辞めさせることにしたと言うものである。
まあ確かにそんな写真や文章をSNSで公開するなんて、連日の残業続きで許せないというのもわかる。（ブログによれば18時が終業だったが、連日22～24時近くまで残業せねばならない状況だったが、増員もなく現場は限界であったようだ）
しかも業務内容は田中さんの替わりに派遣社員を入れればいい、と言うような性質のものではなかったらしい。
少なくともかなり専門性の高い業務であるならば「田中さんに何かあった時」のための備えをしておくのは社長の役目なのだ。（それをしないのは職務怠慢？）
またあれほど「実力を買って」いながら、一般社員の密告（良し悪しは別だが）から手のひら返して「辞めてもらう」という冷酷非道な対応には疑問が残る？
とにかくそんなこんなで辞めた田中さんが別の会社で、元気に働くようになれたのはせめてもの救いか？（また人員増をきっかけに、筆者のきなこ猫さんも退職したと言うのもわかるような気がする僕だ）
最後に会社のトップである社長が諸葛孔明ぢゃないのはわかるが、せめて残業が多くて大変な部署があり、その原因が「専門性の高い」社員の休職（うつが原因）だとわかっていながら何の手も打たなかった社長には経営者失格であろう？
例えばたった一人がケガで戦線離脱しただけで、勝てなく なるようなチームがあるならば、それは「フロント」にあたる経営陣が悪いというのと同じことである！
