近年はよく「パートタイマーの基幹化」などという記事をよく新聞で見かけたが、それはあたかもパートやアルバイトを重視(?)する明るい記事にも思える。
だがしかし僕はよく考えれば、非正規(パートなど)に正社員と同じような責任を負わせ同じような責任感と能力を求める事の裏返しじゃね、と思った。(たかがパート呼ばわりしているくせにねぇ?w)
どのみち彼ら非正規を正社員の数分の一程度の低賃金でこき使うもとえ便利使いしてやろうって言うだけの話なんだろう?
最近は正社員を増やすのも難しいし、パートならばその替わりをやってくれるであろう、正社員よりもはるかに低賃金で使えるしねぇくらいの思惑が透けて見える!?
またそうなってくると正社員側も「本来パートは自分らの仕事の補助的な役割であって自分らは雑務から解放され、本来やるべき業務に集中でき労働時間の短縮をもたらすべきなのに、実際にはパートが増えたのに長時間労働を強いられるのはなぜだッ!?」と怒り心頭な正社員は少なくないようだ!
要はザックリ言うと正社員20人いてパート10人が入れば、正社員20人は雑務から解放され「仕事が楽に」なるはずなのに実際は正社員を減らす前提で入れたパートなので、やがて正社員を10人に減らしそこにパート10人を入れるっていう方針なのだ。(人数はあくまで計算しやすい数字を用いた)
もしもそうなると正社員は仕事が楽になるどころか、パートの指導や監視のために以前にもまして激務というか長時間労働になりかねない危険性が増す?(すでに物流や食品関係などはそうなっているかな?非正規でもできる業務は任せる方針になっている)
そしてパートやアルバイトはしょせんは非正規で、何ら正社員並みの権限(正社員にもあるのかは疑問だが)は何もなく「基幹化」という美辞麗句でやる気だけは目一杯出さされるという誰得状態になるんだろうね?
そしてそれこそ「正社員と非正規の格差解消」という美辞麗句の下で、正社員の賃金だけが引き下げられるなんてことになりはしないかな?
それこそあのatusi氏のブログにも書いてあるけど
パートにも正社員なみの責任感と能力を求めている飲食店が書かれているが、まさに低賃金でこき使うことしか考えていない証拠であろう?
またこうした「基幹化」や「待遇の均等化」などを進めると、本来は協力し合って仕事を進めるべきなの両者はいつしか対立するようになるんじゃね?
例えば主婦パートは収入制限があるので、ある一定の日は休んだり時間が来れば帰るわけなんだが、それを見た正社員は残業が増えたりしてきつくなるから主婦パートを目の敵にすることもあるだろう?(主婦は夫の扶養控除の130万とか社会保険の108万を超えないように働かざるを得ない)
とにかく正社員を増やしたり、パートの時給を上げられないって言うかそもそも上げる気のない経営者が普通の情勢では「低賃金で長時間こき使われる」非正規が増えるだけぢゃないのかな?