さて終身雇用が崩壊したと言われて久しいけど、ほとんどの大企業や官公庁は新卒一括採用をやめる気配はなく以前にもまして強化しているような気がする。
まあそれがこれからの人材を集めるための最も合理的な方法らしいから、それを完全に変革したり廃止したりはできないであろう?
更にこうした「終身雇用」で大学を出た若者が一度ある会社に入ったらば安定した雇用が確保されて、例えば65歳定年とすれば四十数年もまったく「違う世界」を見ることもなく会社員人生を終えることになるんだろうか?(まあそれはそれで本人の価値観しだいになるんだが)
さてこうした終身雇用の行き着く果てはどうなるんだろうか?
まあ多少は他人の受け売りや引用が入るのは許してほしいけど、企業の規模にもよるが「転職の自由がない」とか「入社から定年まで固定された人間関係」などに耐えることを要求されるのだ。
よくよく考えて見ると、40年以上も同じ会社という単一の組織に居れば完全に石頭と化して変化に対応できない人間になるんじゃね?(笑)
「あなたはどんな事ができますか?」と質問されて「部長ができます。他の会社の部長はどうかわかりませんが」と人材会社で答えたオッサンがいたらしいけど、誰もが何十年も同じ会社に居ればそうなってしまう?(笑)
また日本の会社は一度採用すると解雇するのが極端に困難なので、位かに役立たずでも何らかの形で雇用し続けないといけないが、それも限度がある。
故に能力面で劣る社員の処遇のために、何とも不採算な部門でも残さないとまずい。
まあいわゆる「窓際族」や「姥捨て山」的な部署が増えたり、それこそ旧財閥系企業ならば「子会社に押しつけ」て何とかお茶を濁していたけどね?(笑)
しかし昨今はそんな余裕のある企業はもはやなくて、早期退職などで人員減を図りながら組織のスリム化を目指している。
まあそれを実行しようとしたはいいが、従業員の反発を買ったケースも少なくない。
そんな状況下で企業が採った手段は「追い出し部屋」という名の座敷牢と言うか留置場みたいな代物を社内に設けて、だぶついた中高年社員を追い出そうとした。(追い出し部屋はキャリア開発部とかカスタマーセンターとかの横文字にして、社内留置場のようなイメージをつけないようにしている?)
そうしたのはいいが、社員だってそこまでやられて黙っているほどのお人よしばかりではなく、会社側を訴えて賠償金というケースも出てきた。
まあ何と言っても日本は「会社天国」だから会社が従業員に対して不当労働行為を働いても、数百万円ほど退職金が増えるくらいに過ぎない?
それから僕がいいと思うのは、会社から理不尽な理由で解雇されたらば告訴も辞さない社員が増えたことだな。
社員は辞めさせられるならば会社に「カミカゼ」攻撃して、賠償金を取れればもうけものだから。(笑)
今後も随時掲載しますよ!(笑)
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