僕がビルメンになったのは何と言っても仕事が楽でマターリできるからでもある。
ビルメンならば営業マンのようにノルマの数字に追われたり、上層部(いわゆるバカ上司だが、大した権限もない社畜にすぎない)から数字の件でねちねちお説教される必要もなく、決められた「監視室」でじっと待機していればいいからである。
また僕が好かない大人数の現場でなければなおさらフリーな時間も増えるので、近い将来に備えて資格試験のお勉強にいそしみステップアップadvanceをはかるのが利口なビルメンなのである。(資格手当が付く場合もあるし、それがダメなら転職の武器に)
それからなんといっても、職場単位の飲み会だの忘新年会の類がまったくと言っていいほどないのも魅力のひとつだ。(その手の飲み会が好きなら困るだろうが、僕ならばほとんど困ることはないww)
少なくとも男ばかりのビルメン界において、忘新年会などという誰得な行事がないことは安心材料である。(まあ30台後半あたりで独身ならば、その手の飲み会に来る女が楽しみな者はいるかも知れないがおススメはしないねぇww)
ちなみにビルメンは本社の運営(いわゆる背広組)と現場ビルメン(いわゆる制服組)に大別され、僕のようなビルメンは後者に分類されるのだ。
だからお互いは別人種だと思って、交流などもなく気楽になれるのだ。(だから本社の人間が現場に来ると、別に問題がなくてもイヤな予感にとらわれることも?)
僕は必ずしもマターリ現場ばかりぢゃなかったが、それなりにまともで温和な先輩方と一緒であればマターリできなくもなかったと思う。(笑)
何にもまして「一人現場」は僕の経験からすれば「アタリ現場」でパラダイスであった記憶が残っている。(そこは定例の書類作成や日常点検さえやっておけば、誰も僕のことを監視しないしコーヒーはゆっくり飲めるし読書や勉強も自由であったw)
別にコミュ障ではないが、ボッチキャラの僕にとっては「モブ」でいられるのがうれしかった。(いわゆる漫画やアニメなどにおける背景キャラで、僕もそうなれば面倒にならなくて済むと思ったw)
さて次なるは「サービス残業」というものが皆無に近いことだが、これは最高のアドヴァンテージであり数少ない「お得感」かも知れない。(そのかわり本社の運営はサービス残業で参ってるらしいがそれは別の機会に?)
ビルメンはブラック企業めいた部分がないと言えばウソになるんだが、現場のビルメンに関してはそうでない部分も多いのだ。
とにかく残業した分、誰かが休みになったり家庭の事情などで出勤が遅くなったビルメンのための「埋め合わせ」をすればキチンと手当がもらえて得したのである。
少なくとも現場サイドではそれほどひどいブラックなサービス残業はないと断言してもおかしくはないと思う。(メリットのひとつ?)
また今後もこの手の話題を執筆しますよ!