何だか実態のあやふやな「共謀罪」ですが、国内だけで反対されるだけならまだしも
海外のペンクラブからも反対の声明文が出てしまいました。
日本ペンクラブだけならばともかく、海外からもその不透明性や曖昧さがわかってしまったようです。(海外に共謀罪みたいな法律があっても、そんなに広汎なものはなく
極めて限定的らしいですね)
にもかかわらず自民、公明、維新は強行採決したくてうずうずしているようですけど
こんなに訳のわからない法律では一般市民は言論の自由が奪われそうに感じます。
僕自身はこの手の法律自体は必要だと思いますが、どうも手法が粗雑すぎて理解ができませんね?(300近い犯罪が対象だなんて?)
金田法相は「公園で酒と料理を持って歩いていれば花見だが、地図と双眼鏡を持っていればテロ組織の下見である!」みたいな事をのたまっていたらしいが、ドリフのコントじゃああるまいし?(今どきはスマホでも地図が見られますけどね?)
パレルモ条約は共謀罪なしでも批准できるとなれば、テロ等準備罪に衣替えして強行に成立させたいんでしょうか?(笑)
何だか政府は日本を「監視社会」にしたいんですかね?荻上チキ氏がこの国を監視社会にしようとしていると主張している記事もありますが、何気にそう思えますもの。
http://www.asahi.com/articles/ASK5841LLK58UTIL01X.html?ref=yahoo
その一方では不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹氏はやみくもに反対しちゃあいけないと主張しておりますが心配ですねぇ?
http://www.asahi.com/articles/ASK5C7TZGK5CULZU017.html?iref=pc_extlink
宮嶋氏は「まさか治安維持法みたいになるわけないでしょ?今は戦前じゃあない!」
と言う感じですが、確かに今日の日本人は自分で考えられるようになりました。
ネットやSNSもあって、戦前みたいに新聞とラジオしかなかった時代の庶民みたいに
扇動されるはずはありません。
しかしそれでも一般市民の団体を「犯罪組織」か否かを判断するのは警察などの官憲であって、彼らにはいささか遵法精神に欠ける(手続きを踏まない職務質問や所持品検査などが日常茶飯事?)部分もあって一抹の不安が?
とにかく「決まりそうで決まらない」法案となりそうです!