もはや昔の予測「開通当初はさびしいものになる」という予測は当てにならずに大勢の市民が利用するようになった「チカホ」なんだが、僕はある種の温度差を感じずにはいられない。(チカホという通称はダサいんだが、それについては後述)
一般的な地下街としては建設されず、地下歩道として認可されたがそれなりの数のビルディングがチカホとの接続をしていて地上から出入りできる構造になっている。
それはビルの地階同士をつなぐ準地下街といっても構わないが、どうも地上側の反応が今ひとつ盛り上がらない。(地下街というか商店街にしなかったからねぇ?)
開通当初の「POROCO」(地元の商業誌)でさえほとんどお座なりの記事しか掲載されなかったし、開通の日(2011年3月12日)の前日に東日本大震災が発生して、当日のセレモニーが中止になってしまったせいだろうか?(少し古い話なんだが)
とにかく地上の商店街が「客が全部取られてしまう」という理由で長年にわたって着工が遅れたと言ういわくつきの地下道でもある。(サービス三流と言われる北海道らしい理由?お客である市民の利便性など二の次ww)
まあ実際に地上を歩く人は減ったが、チカホはバリアフリーで身障者にも楽で信号もなく休憩スペースも完備している。(地上の札幌駅前通りにはそれらが何もない!w)
更に商店街はそのせいで閉店に追い込まれたなどという声も聴こえるが、それは老朽化したビルディングが建て替えの時期にさしかかって撤退しただけの店舗も多い。
さてそうやって盛り上がっている人たちをよそに、まるでシラけているのが沿道の古い「ビルディングの住人」なのである。(正確にはテナント)
中には地階と繋げたりするビルもあるが、そこのテナント(特に個人経営の飲食店)は相当に冷ややかだろうね?(東京や大阪と違うんですよ!札幌は!)
別にチカホとタイアップしなくたって、従来から出入りする人たちを相手に商売すれば無難に食べていけるわけでチカホに来たついでの「一見さん」なんか来なくてもいいなどと思っているんぢゃないかな?
僕はたまにチカホに行くとそうしたビルディングの地階(主に飲食店街になる)をのぞいて見るんだが、土日は軒並み閉店しているのが普通だ。(まあそこに出入りする会社員相手の商売で、個人経営ならば仕方ない?ww)
まあ日本人は働きすぎと言われて久しいから、こうしてチカホがにぎわっているのを尻目にマイペース(?)でやるのも悪くはないのだろうか?(笑)
イベントスペースには出店もあり新築のビルディングは地階を店舗にして、あのグランドホテルでさえ地階に出入り口を設けたのに「この温度差 何なの?」と言いたい!
(笑)
ではまた!