日本では犯人と被害者は面識ありが大半なのは昔からそうであって今さら言うほどの事じゃあない。
殺人事件があれば犯人は大半が家族(配偶者や親族)もしくは友人知人だと相場が決まっていて、アメリカのように過半数(60%超え)が犯人は被害者と面識なしなのとは大きく異なっている。(ゆえにアメリカ人の書いた防犯関係の書籍を読んでも参考にはならないのだろうか?)
僕がこんな事を言うのは、地域のPTA会長という皆がよく知ってる「地元の名士」にあたる人物が容疑者としてタイーホされたからである。(まだ公判前で推定無罪だが)
僕の地元札幌でも「地域見守り隊」のようなボランティア組織による通学路の見守りなどがさかんである。(まあ暇なジイサン連中の道楽にすぎないんだけどね?)
さすがに松戸のような事件が起きたことはないが、もしも女児が殺害されるような悲惨な事件が起きればいわゆる「地域見守り隊」がやり玉に挙がるかも知れない。
日本警察のやり方の是非はともかく、まず殺人事件が発生すると被害者の身元を確認すると、被害者の周囲にいる者から「洗う」のである。 (彼らの犯行当時の行動やアリバイの確認は言うに及ばず、被害者との人間関係、動機、凶器の入手経路などを丹念に捜査するのだ)
とにかく日本の殺人は被害者が「被疑者と面識あり」が80%超で「通り魔」のような殺人はめったにないからである。(真犯人が夫や父親がほとんどだもの)
https://news.yahoo.co.jp/byline/miwayoshiko/20170414-00069912/ http://d.hatena.ne.jp/luckdragon2009/20150520/1432063998
(2つほど資料を貼っておきますからね?)
それゆえに松戸のような事件があれば「地域見守り隊」の面々が真っ先にケーサツから疑われることになるか?(将来、僕はそうしたボランティアには入らない方が賢明であろうか?警察から殺人容疑で捜査の対象になるのはイヤだな)
それから札幌でも北海道全体でも「防犯ベル」を持ち歩く小学生が多いけど、殺人のような重犯罪を防ごうにも真犯人の大半が地域の知人や実父じゃあ気休めにもならない気がするのだ。(人口1万足らずの田舎町でも小学生が全員防犯ベルを持っているケースも珍しくないらしいが、これも何かの利権じゃないのかな?)
しかしだが、殺人が「顔見知り同士」の間でしか起こらないというのはある面で幸運なのかも知れない。アメリカや中南米の治安が悪い国じゃあそれこそ「知らない者」が犯罪の大半を起こすような有様で、ピストルを護身用に持たなきゃ外出もできないから。
(もちろんそんな国でも家族間の殺人はあるけど?)
まあそんな訳で子供には「知らない人に気を付けよう!」ぢゃなく「よく知ってる人こそ油断してはいけません!何か言われても付いて行ってはいけません!」と教育しないといけない時代なんですねぇ?